「解決」の中に「実験」を適量混ぜると得るものは大きくなる

デザインのあれやこれ

Posted on 2014/12/17 by Kentaro

「解決」の中に「実験」を適量混ぜると得るものは大きくなる

このサイト立ち上げを計画してから現在に至るまで、予定を遥かに超える時間がかかってしまいました。しかし実験を盛り込む事を優先してみた結果、多くの発見があり、学びはかなり大きいものになったんですよ。

このサイト立ち上げを計画してから現在に至るまで、予定を遥かに超える時間がかかってしまったんですよね。予想外にあれこれと予定が入り、スケジュールが押して押して。
お声を掛けてくださる方々には本当に感謝をしております。m(_ _)m
そんな中、スケジュール管理の甘さを指摘される事もあったので、手段をあれこれと実験している、そんな今日この頃なんですよ。

作業の中に実験要素を含める習慣

私がものを作る時って、必ずなにか一つ実験的な要素を含めるようにしているんですよね。
自由に作らせてもらえる案件では遠慮なく、ガチガチな案件でも一案は無難に、もう一案には実験要素を含めて、といった具合にですね。
実験と言うと少しニュアンスが違うのかもしれませんが、今までの自分がアウトプットしていない要素を新たに身に付ける為に実践して形にする、そういう行為を私は「実験」と呼んでいるんですよ。

例えばデザイナーさんのサイト等を見ると、たまにとんでもないものがありますよね。
「なんじゃこりゃ!?」と思うような要素がてんこもり。
これって技術力をアピールするという目的もあると思いますが、普段のクライアントワークでは自由に試せない実験的な要素を、自分のサイトで実験してみる…なんて気持ちもあるんじゃないかと思うんですよね。

例に漏れず、このサイト作成にあたっても色々実験を盛り込んだんですよ。

Illustratorによるデザイン制作

Illustratorによるデザイン制作

前職ではPhotoshopを使用していましたが(一般的にWebデザインはPhotoshopで行いますが)、最近はIllustratorによるWebデザインもメリットが多いですね。
SVG画像作成に適している事や、ピクセルグリッドの整合、アピアランスをcssに書き出す機能等々も便利ですが、最も便利なのはマルチプルアートボードだと思っているんですよ。
レスポンシブデザインならば、マルチプルアートボードにより並べて比較ができ、下層ページも並べて見る事の出来るメリットは大きいと思います。

Facebook&Twitterへのマルチポスト、OGP設定の自動化など

WordPressで構築してあれば、Jetpackプラグインを入れる事でひとまずの実装は可能です。しかし拡散効果を狙うならばOGP設定は欠かせませんよね。
これを記事毎に手動設定していては運用性が悪いので、設定を自動化するスクリプトを書き加えて。更にスクリプトで自動化させる為には、記事内の各要素を体系化させる必要があるので、構成を一から組み替えたりもしました。

SEO対策の一環として、h1指定を変えるスクリプトを加えたりもしました。
記事ページはタイトルをh1指定し、その他ページはタイトル&ディスクリプションをh1指定するなど。
(SEOの効果に関しては、明確な数字でこれこれ…とわかるものではないので、まさに実験といったカンジで捉えていますが。)

WordPressプラグインの罠を実体験

WordPressならば、プラグインを入れれば便利な機能が即実装可能!
…なんて思っていても、いくつか入れてるうちに「あれっ、これ前まで動いていたのに動かなくなった…」なんて事も多々ある話なんじゃないかなと思ってるんですよ。

WordPressプラグインを有効化すると、htmlに機能実装のスクリプトが埋め込まれます。複数のプラグインを有効化すると、それらのスクリプトが競合してぶつかりあい、挙動に不具合が生じる…こういう仕組みなんですね。(実際に今回もいくつかプラグインがぶつかり合ったので、収拾をつけるのに一苦労しました。)
ゆえに、短いコードで実装できるものはfunctions.phpへ書き込み、可能な限りプラグインを少なくして競合を回避する…といった解決策に行き着きました。

その他色々と、1記事では書ききれない学びがあったので、それらも記事にして詳しく紹介していきたいと思ってますよ。

エラー&トラブルの解決策を学ぶための実験

今の時代、何か機能を実装したい・学びたいと思ったら、Googleに適当なキーワードを入れて検索すれば、山のような情報が見つかりますよね。
でも、本当に学んで自分のモノにしたいのであれば、実際に自分で行って実験する、これに勝るものは無いと思ってるんですよ。
体系化されたプロセスを学べば、短期間でそれなりのアウトプットが出せるようになりますが、大抵の場合は応用がききません。現場につきもののエラーやトラブルに遭遇した時、解決を見出す事が難しい。そういった想定外のエラーやトラブルの予測・解決も含めて学んでこそ、出来るようになったと言えるものと思うんですよね。

実際にやってみるのが一番。失敗を経験してこそ学習は成功。
そんなふうに思っています。

Thank you for reading! 読んでくれてありがとう!