『AdobeCCアドオンがインストールできない!』を解決 ExManで手動インストールの方法

デザインのあれやこれ

Posted on 2016/4/25 by Kentaro

『AdobeCCアドオンがインストールできない!』を解決 ExManで手動インストールの方法

Adobeの最新版PhotoshopCC2015などの拡張機能は、CreativeCloudからオンラインで入手・インストールする形式になっています。しかしこれがどうしてもうまくいかない、ExtensionManagerも使えない!こんな状態の対処法として、ExManコマンドラインからzxpファイルをインストールする方法をご紹介します。

既にアドオンのインストールを試して、うまくいかない等の症状にがっつんと当たっている人向けに書きますね。
というか私が先日これにブチ当たり、あれやこれやと悶絶していました。とほほ…
同じ症状の人がいたら、もうサックリとこの方法で手動インストールして、もりもりと制作に時間を注いでください!

CreativeCloudからアドオンのインストールが上手くいかない場合のチェック項目

CreativeCloudからアドオンのインストールが上手くいかない場合のチェック項目

まずAdobeCC製品のアドオン(拡張機能など)は下記URLのサイトから入手します。

Adobe Add-ons
Photoshop等のメニュー『ウィンドウ』>『拡張機能をオンラインで参照』でも同じページが開きますね。

ここでいう『入手』は通常のダウンロードとは異なり、『使いたいアドオンをクラウド上に登録しておき、今使っている端末(PC)で使いたい場合にダウンロードして自動設定する』というような形です。このどこかのステップで不具合が生じていると、インストールに失敗するようです。

公式のトラブルシューティングはこちら
『Creative Cloud Web サイトから入手した Add-on のトラブルシューティング』

確認するポイントは、ざっくりと

  • CreativeCloudデスクトップアプリケーションの最新版がインストールされている
    (Macならモニタの上、Winなら下に常駐される『8』を横にしたような赤いアイコンのアレ)
  • CreativeCloudファイル同期が有効になっている
    CCデスクトップアプリのタブ真ん中『アセット』>『ファイル』、
    または『環境設定』>『CreativeCloud』>『ファイル』の『同期オン/オフ』から設定
  • 一旦CCアプリ(Photoshop等のこと)を閉じてから、アドオンをインストール
  • うまくいかない場合はPhotoshop等を一旦アンインストールし、マシンを再起動後、再インストール

というカンジです。

私の場合、この最中にも『そもそもCCデスクトップが表示されない』『同期が動かない』『エラー表示すらされない』など数々のトラブルに見舞われましたが、全てクリアしても結局アドオンはインストールされないままでした。

廃止されたExtensionManagerの代わりになるものを使う

廃止されたExtensionManagerの代わりになるものを使う

オンラインで不具合が発生するなら、ExtensionManagerを使って手動でインストールするしかないな…と思っても、既にPhotoshopCC2015(最新版)はExtensionManager非対応にさせているとのこと。これはかなり手詰まり感があります。

しかし、Macの場合ならZXPinstallerというアドオンインストール用のツールがあるので、それを使って手動インストールが可能でした。
また、こんな時の為に(こんな状況を見込んでか?)Adobe公式から、コマンドラインでアドオンをインストールするツールも配布されていました。ExtensionManagerを手動で無理くり動かすようなものみたいですね。

それぞれ使ってみましたが、どちらもすんなりインストールできました。やったね!

ZXPinstallerを使う

ZXPinstallerを使う

これはMac専用アプリなのですが、Macユーザーならこれを使うのが一番てっとりばやいと思います。

ZXPinstaller

使い方はものすごくシンプルで、ダウンロードしたdmgをインストール、立ち上げたアプリにzxpファイルをドロップするだけでインストールしてくれます。Macユーザーならこれを使う方法が一番ラクチンでいいですね。

ExManからコマンドラインでインストールする

WinでもMacでも手動インストール可能なExManを使用する方法も紹介します。
ExManとは、ExtensionManagerからGUIを取っぱらったコア部分みたいなもので、コマンドラインから呼び出してアドオンのインストールを行うものです。
アドオンはあらかじめzxpファイルとしてローカルにダウンロードをしておきます。
Winならコマンドプロンプト、Macならターミナルから、ExManとアドオンファイルを指定してインストールをします。

ExManをダウンロード

ExMan Command Line Tool
全て英語ですが、ページ上の方にWin用・Mac用それぞれダウンロードリンクがあります。
既にExtensionManagerをインストールしている場合は、その中にExManが含まれているようですが、単体でダウンロードした方が作業が楽だと思います。
ダウンロードしたファイルのExManCmd(.exe)を使用します。

使用法についてはこちらのページも参照してください
エクステンションとアドオンのインストール
Extension Manager ヘルプ / コマンドラインからの作業

ExManからコマンドラインでインストールする

アドオンをZXPファイルでダウンロード

zxpファイルは、Adobe Add-onsのアドオン詳細ページ内『保存場所』タグの一番下『別の方法で Add-on のダウンロードとインストールを実行』>『Extension Manager を使用してダウンロード』からページ移動後、『”アドオン名”をダウンロード』からダウンロードします。

ExManとアドオンファイルをわかりやすいフォルダに移動

コマンドラインから指定するので、ExManとzxpファイルは同じフォルダにあった方がやりやすいです。
(できればフォルダの場所も、Cドライブ直下などがやりやすいと思います)

コマンドラインからExMan起動&アドオンファイル指定

(以下、全てWinの場合)

  • スタートメニュー『すべてのプログラム』>『アクセサリ』>『コマンドプロンプト』を起動
  • カレントディレクトリ(現在いるフォルダの場所)を、ExMan&アドオンファイルが保存されているフォルダに移動
    例:Cドライブ直下『addon』フォルダに保存している場合
     

    >cd ¥addon
  • コマンドラインからExMan起動&アドオンファイル指定
     

    >ExManCmd.exe /install “アドオンファイル名.zxp”

これで、アドオンの構成ファイル(.jsxなど)が自動的にAdobeCCアプリの要所にコピーされ、インストール完了となります。

私の場合、5時間かけてもAdd-onsからのインストールがうまくいかなかったので、結局この方法に辿り着きました。ちょっと不具合が多くありませんかね?最近のAdobeCC関係って。
古い手法を使い続けるよりも、より早く新しい手段に移行して早く慣れておいたほうが絶対いいとは思うんですが、こんなに不具合がもりもりあるものはちょっと論外です、とほほ…
Adobeさん頑張って!

Thank you for reading! 読んでくれてありがとう!